スパルタンIIE300評価キットの傾向と対策

http://www.cqpub.co.jp/eda/Spartan2e300/
これ、7年前に初めて購入したFPGAボードです。
初心者でも簡単にできると思ったら大間違いで、とても苦労して動かしていました。
初心者がはまるポイントをメモしておきます。

トラップ1:コンフィグレーションROM関連
後付けでコンフィグレーションROM (XC18V02)を実装できます。
でも、添付されているISE5.1では絶対に認識しません。
1)ROMが壊れた? コンフィグROMのIDが取れない→ISE5.1の仕様
  ISE5.1のiMPACTでXC18V02を見ると、生きているのか死んでいるのかさえ判断が付きません。
  知らない型名なら知らないでIDくらい表示してくれてもいいと思うのですが、IDのHEX値さえ教えてくれません。ケチ!
  マニュアルにも一切触れられていないため、初見での判断に困りました。
具体的に、どのバージョンまで上げたらいいのかは知りませんが、一説にはISE6以降という話も。
現行のISE10.1でも、もちろん動きます。

トラップ2:プロジェクト関連
コンフィグレーションROMを実装した場合はISEのバージョンアップが不可欠なわけですが、
このバージョンアップが曲者です。
新しいISE10.1で旧プロジェクトを開くと、『何となく』コンバートしてくれます。
でも、実は完全ではありません。細かいプロパティの値が変わっています。
全部見たわけではないのですが、結構致命的なところが落ちてます。
サンプルを論理合成した際の問題点をまとめておきます。
1)UCFファイルを参照していない? →プロジェクトに手動で追加する。
2)Timing Constraintsのエラーが取れない →最適化のEffortレベルが下がっているので上げる必要がある。
  Synthesis Options – Optimization EffortのNormalをHighに変更。
  Place & Route – Place & Route Effort Level(Overall)のStandardをHighに変更。
3)やっぱりTiming Constraintsのエラーが取れない。 →一応サンプルは動くので気にしない。
  どうしても気になるなら、コンフィグROMを諦めてISE5.1に戻るしかないのかも知れません。
  AXASのIPがブラックボックスなので、これが関係していたりするのでしょうか?
4)本FPGAボードは、PCIボードとして使用することを想定した仕様にはなっていません。→気にしない。
  マニュアルの34ページに書かれた脅し文句です(笑)
  バス電圧3.3Vと5Vの自動切換えができず、手動切替だからPCI規格を満たしていないということでしょうか?

一旦手なづけてしまえば、雑誌での連動記事も多く、値段なりの見返りをもたらしてくれるボードです。
実は耐えられずに純正スパ3Eボードに乗り換えてしまいましたが(笑)

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