電波時計を分解・解析してみる

以前から、電波時計を自作したいと思っていました。ですが、日本で材料を集めるととても高価になってしまい、組み立てキットでも立派な価格になっています。何とか安上がりにできないものかと考えていて、既製品の電波時計から受信機を取り出すことにしました。とはいえ、市販の製品には回路図も何も無いわけですから、自力で解析しなければなりません。それ以前に、どれを「ドナー」にしたらよいかも分かりません。そこで、店頭で1000円以下で販売されている電波時計を片っ端から分解してみることにしました。

1台目 MAG  T-510SM  電波時計では珍しいトラベラー型。電源系も変わっていて、単4x1本動作です。

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受信部が亀の子状態で実装されています。

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5つある端子は、左からGND, PON, 1.5V電源, TCO, 40/60 という内訳になっていました。ごく一般的な配列です。

 

2台目 MAG T-564WH  最も安くて780円でした。外形の割にアンテナが小さい。単3x2本動作。

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受信部に「6002H7」と書かれています。5つある端子は、右からGND, PON, 1.5V電源, TCO, 40/60 という内訳になっていました。先程とは裏返しですが、ごく一般的な配列です。

3台目 MAG T-555SM  2台目と同様でしたので、内部写真は省略します。

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4台目 DIMPLE DRA362SW  マルマン製です。単4x2本動作。

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この機種は少し変わっており、福島局(40KHz)/福岡局(60KHz)を表示します。

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モジュールの様子も違っています。

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端子配列は、手前から40/60, PON, TCO, GND, 3V電源となっていました。3Vなので、たぶん3.3V系のマイコンに直結できるのではないかと思います。

5台目 CASIO DQD-80J-8JF

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分解したのですが、どこにも受信部のモジュールはありません。1枚基板に時計部と受信部が同居していました。これではドナーになれません。とはいえ、徹底したコストダウンを見ると、さすがに電卓戦争の雄だなと思いました。

6台目 CITIZEN 8RZ020-004  頂き物の時計。価格不明。単3x2本動作。

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これも「6002H7」モジュールでした。もちろん端子も同じ。

 

結局、一番アンテナの小さい 3台目 MAG T-564WH をドナーとして解体することにしました。

つづく

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